画像引用:ドラえもん映画公式ホームぺージ
というわけで、映画ドラえもん空の理想郷(ユートピア)を見てきました!感想としては
超面白くない!?
とめちゃくちゃ驚きました。もう子供向け映画として満点あげたいレベル。
自分は2013年の「ひみつ道具ミュージアム」以降ドラえもん映画は全て見ているのですが、ダントツで面白かったですね(記憶が一部曖昧だが)
なお、ネタバレ全開で書いていきますし、本当に面白かったのでまだ見てない人は必ず先に映画を見てきてください!
あらすじ
ある日、のび太はなんでも叶い、誰も争わないユートピアの存在を知る。
「ユートピア」は勉強もスポーツもダメなのび太にとってはまさに理想の楽園。ないとわかってても、のび太はその存在を諦めきれずにいた。
しかし、ある日空に浮かぶ島を見たのび太は、ユートピアは実在する!と確信する。
そこで、ドラえもんとともに飛行船に乗って、ユートピアを探し、ついに誰でも完璧になれる楽園「パラダピア」へとたどり着く。しかし、パラダピアには大きな秘密があって…
という話ですね。
ドラえもんですが、話がかなりシリアスで、「今までのドラえもんじゃないな」と強く感じましたね。
評価
最初にも言いましたが、この作品は「ドラえもん史上最高傑作」と思うくらい最高の作品でした!
すごくいい意味で衝撃の展開の連続でしたし、映画のテーマも一貫してました。そして何より最後に感動する…!
「どうせドラえもんだろ〜」と侮らない方がいいです。大人でも絶対楽しめますし、物語が幼稚だと感じることは全くありませんでした。
自分は劇中で「今後どういう展開になるんかな〜」と思ってみてましたが、途中からもう
「この作品サスペンスか!?伏線回収上手いじゃん!」
と思いながら見てましたw
大まかなところだけでも
- 三賢人が黒幕だった
- パラダピアンライトの説明
- 完璧になるという意味
- あの虫が実は…
などがあるので、細かいところ探したらもっとあると思います。
実際、自分もここまできれいに伏線回収してくると想像していなかったので、物語序盤のパラダピアンライトの説明時
「この説明いるぅ〜?ぐだぐだしないで物語進めろよぉ〜」
とか思っていたんですけど、
「パラダピアンライトが人の心を操ってるのよ!!」
と聞いてすごくよかったです。
あとは描き方とか構図とかもお上手で、三賢人黒幕がはっきりするシーンは予想できたのですが、それでも迫力あって怖かったですね。
また、のび太がドラえもんや仲間を助けるのに必死に語りかける姿はよかったと思います。
すごく感情揺さぶられたし、純粋に思いが伝わってきて、のび太かっこよかったです!
ソーニャの描き方が素晴らしい
あとは今作の新キャラであるソーニャがすごくいい味出してましたね!
ソーニャはただのいいやつではなく闇を抱えていて、のび太たちと対立したり、傷つけたりしてしまうのはすごく新鮮でした。
個人的にお気に入りなのは最後のシーンです!
普通、最後のシーンは
「友達を置いて逃げれるもんか!」
「ありがとうございます!絶対食い止めましょう!」
〜ハッピーエンド〜
が綺麗な流れだし、映画としてそれで成り立つんです。
でも、ソーニャはこう言うんです。
「君たちに出会えてよかった。爆発に巻き込む訳にはいかない」
そう言って、タケコプターに向かって銃を打ち、のび太たちを爆発寸前のパラダピアから遠ざけるんです。
そしてパラダピアはソーニャと共にはるか上空で爆発。
この展開は一番衝撃的でした。
「ドラえもんでそんなことある!?」ってびっくりしました。
また、「タケコプターを打つシーン」は「のび太たちを捕まえるため、銃を打つシーン」との対比になってるんですね。
この二つは「指示のままに銃を打つシーン」と「本当に守りたいもののために銃を打つシーン」の対比へとなっていて、この映画を象徴しているようで、最高ですね…。
悪かった点について
逆に悪かった点だと、「序盤のテンポが悪い」「アクションがない」「喋るシーンが長い」
っていうのがありましたね。
飛行船の描写や日常描写はかなり長かったと思うし、あのセールスロボットはいらんと思う。
のび太のダメさを描くためにはいるかもしれないけど、ドラえもん映画初見で行く人なんていないと思うし…
アクションシーンもよかったけど、前作と比べるとだいぶ少なくなっているとは思うし、作画の良さで乗り切ってる感はありましたね。
子供にとってはしゃべってるシーンが多いのは退屈かもしれませんが、個人的には感情の揺さぶりもあって、「しゃべってるシーンが多くても良くね?」とは思いました。
まとめ
やっぱりドラえもんはクオリティ高いので、面白いですね!
結論、ベイマックスは神作である!以上!
コメント